ロヴァニエミ|トナカイ・犬ぞり体験
2月に、フィンランド北部の街ロヴァニエミでトナカイのそりと犬ぞりを体験しました。
ロヴァニエミは北極圏の入り口に位置する街で、冬にはスノーモービルや犬ぞり、トナカイのそりなど、さまざまなウィンターアクティビティが楽しめます。
この記事では、トナカイそりと犬ぞりの様子、そして当日ロヴァニエミで見られた寒冷地ならではの自然現象についてまとめています。
オウルからロヴァニエミへは、バスまたはVRと呼ばれるフィンランドの中長距離列車で約3時間です。
今回は、赤い2階建てバスのOnniBusを利用しました。
OnniBusはフィンランドの格安長距離バス会社で、チケットは公式サイトからオンライン予約できます。
朝6時にオウルのバスターミナルを出発する便に乗りましたが、車内はほぼ満席でした。
バスの窓からは、広大な雪原や凍った湖、雪に覆われた木々が続き、フィンランドらしい静かな冬の景色が広がっています。
バスターミナルで待っているときにはウサギを見かけ、移動中には野生のトナカイも1頭見つけました。
ツアー開始前に、ろうそく橋とケミ川の近くまで行ってみました。
ケミ川は、この付近では川幅がやや狭く流れも速いため、全面は凍らず一部は水面が開いています。
そのため「蒸気霧」と呼ばれる現象が見られました。
蒸気霧とは、「気嵐」とも呼ばれる霧の一種です。
冷たい空気に対して川の水温が相対的に高いため、水面付近で水蒸気が急激に冷やされ、水滴となって霧のように見えます。
当時の気温はマイナス15℃でした。
晴れて風の弱い日に見られやすい現象です。
この日は天気が良く、ダイヤモンドダストも見られました。
ダイヤモンドダストは、空気中の水蒸気が凍って氷の結晶となり、太陽光を反射してきらきらと舞う自然現象です。
「細氷」や「天使のささやき」と呼ばれることもあります。
見られる条件は一般的に以下とされています。
写真にはうまく写りませんでした。
今回参加したツアーは、11時頃から14時頃までの約3時間でした。
防寒着のレンタルなども含めると、もう少し時間がかかっていたと思います。
10時半頃にツアー会社のオフィスに集合し、つなぎタイプの防寒着、ブーツ、手袋をレンタルしました。
その後、バスで約15分移動し、市街地から少し離れた森へ向かいました。
トナカイのそりは1人または2人乗りで、各そりに1頭のトナカイがつながれています。
それぞれのそりは連結され、先頭のそりにはファームのスタッフが乗り、全体を先導します。
森の中を約30分進みました。
ダイヤモンドダストが輝くフィンランドの森はとても美しく、静かで幻想的でした。
そり同士がつながれているため安定感があり、ゆっくり景色を楽しめます。
年末にロヴァニエミを訪れた際、別のファームでもトナカイそりを体験しましたが、そのときはそりが連結されておらず、出発時にトナカイが少し走ろうとして、ややスリルがありました。
どちらもそれぞれ違った良さがあり、ファームによって体験の雰囲気は少し異なるようです。
そりを降りた後は、苔のような餌を与えたり、触れ合ったりできます。
トナカイのそりを降りてすぐのところにハスキーファームがあり、続いて犬ぞりを体験しました。
待機中のハスキーたちは吠えたり跳ねたりしていて、とても活発でした。
そりは大人1〜2人乗り(+小さな子ども1~2人)で、運転手は後ろに立って乗ります。
運転手は途中で交代可能でした。
後部にはブレーキがついており、片足で踏むと減速、両足で踏むと停止します。
1台のそりを5〜6匹のハスキーが引きます。
走行時間は体感で15分ほどでした。
私は1人で乗ることになり、2人乗りの場合より軽いので、停止時にブレーキに体重をかけても、ハスキーが強く引くと少し動いてしまい、想像以上に力が必要でした。
途中からコツが分かり、安定して止められるようになりました。
そりはスピードが出て楽しかったです。
終了後はハスキーと触れ合えます。
走った後のハスキーたちは落ち着いていて、走る前との差が印象的でとてもかわいかったです。
その後、小屋でベリージュースやクッキーを食べ、ハスキーについての説明を聞きました。
ハスキーというとシベリアン・ハスキーをイメージしていたのですが、そりを引いてくれたのは、アラスカン・ハスキーと呼ばれる犬たちです。
これは特定の犬種ではなく、そり犬としての能力を高めるために、シベリアンハスキーやシェパードなど他の犬種を交配して生まれた系統の総称だそうです。
外見は多様で、中にはシベリアン・ハスキーのような青っぽい目をした犬もいました。
休憩後は、引退した個体と触れ合ったり、昨年生まれたばかりの犬を見る時間もありました。
その後、バスでオフィスに戻り、防寒着を返却して解散しました。